学部長あいさつ

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ようこそ(おかえりなさい)、山口大学教育学部のウェブページへ。

 

山口大学教育学部の起源は、1874年(明治7年)に、山口県教員養成所が設立されたところまでさかのぼります。翌年に、山口市役所のところに本校舎が建てられました。それから、約150年あまり、山口県の教員養成と教員研修を担ってきています。現在、教育学部では、学校教育教員養成課程に1学年180名の学部学生、大学院では、学校臨床心理学専攻に1学年7名、教職実践高度化専攻に1学年28名の大学院院生、合計で 790名の学部生・院生が、88名の教員と17名の職員、そして6つの附属学校園(附属山口小学校,附属山口中学校,附属光小学校,附属光中学校,附属特別支援学校,附属幼稚園)の先生方の指導・支援をうけながら学んでいます。

 

今、そしてこれから入学してくる学生は、社会の大きな変動、その変化のスピードも速くなっていくことに伴って、保護者や国民からの学校教育への期待が高くなるなかで、どのような資質・能力を教員養成段階で獲得していけばよいのでしょうか?

 

山口大学教育学部では、教育を対象にした「理論と実践の往還」を大切にしています。普段の授業では、教育や専門教科等の理論を学んだり、演習や実験をおこなったり、実践体験を持ちかえって省察をおこなったりします。教育学部の教育実践体験と言えば、教育実習を思い浮かべられると思いますが、山口大学教育学部では、ちゃぶ台プログラムなどの課外活動として、保育園・幼稚園のお手伝い、小学校の放課後を含めたお手伝い、中学校・高校の学力向上支援などの学校における体験活動プログラムや、学部学生が教育体験活動をデザインして小学生と一緒に行うちゃぶ台林間学校など地域における体験活動プログラムを進めてきています。『ちゃぶ台方式』で大切にしていることは、「学生の主体的な学び」と「失敗体験をいかして困難をしなやかに乗り越えていく力」、「臨機応変に対応する力」です。当然のことながら、教育実践体験のしっぱなしでは意味がなく、ちゃぶ台ルーム等における省察活動を各課外活動で行って、これらの学びをより深いものにして、力を身につけていってもらいたいと考えています。

 

このような教育内容や教育方法を活用して、いかに指導・支援していくのかがポイントになります。山口大学教育学部では、通常の学部における「学科」よりも小さな「国語」「理科」「情報教育」「教育学」「小学校総合」等々を単位にした『教室』で、主に、指導・支援が展開されています。しかし、それだけでは個別の対応は難しいため、『一人の学生に多くの教職員の目が届くように』、授業担当者や卒論・ゼミ担当者の指導・支援はもちろん、教育実習や就職支援等のお世話をする教職員、ちゃぶ台プログラムを担当している教員、授業に関する事務担当の学務係の職員などが、前から横から後ろから上から斜めからと様々な立場や視点から学生に関わっていこうというようになっています。

 

さらに、山口大学教育学部に在籍している時だけでなく、卒業してからも、原点にもどり心地よさを味わいながら学べる空間として『ちゃぶ台次世代コーホート研修会』をおこなっています。ただ、学習対象を学ぶのではなく、「帰る場所(原点)」、「立ち返ることができる場所」、「見つめ直せる場」、「モチベーションを高められる場」、「新たな出会いの場」で学ぶことのよさを実感することに意味があると考えています。第二、第三の故郷に戻ってきていただくので、「おかえりなさい」となります。今後は、高校生や中学生の皆さんと協働して、子ども達への学びづくりや教育に関する熟議などをおこない、将来、教員になりたいと考えている皆さんに様々な機会を提供したいと考えています。大学の4年間(2年間)という限られた期間だけでなく、中学生・高校生から職業をリタイヤされた後まで、長くつながっていられる関係性を山口大学教育学部はつくっていけたらと考えています。

 

教育学部は、教育だけを行っている学部ではありません。教育学部・教育学研究科に所属する教員は、「教員自身の専門性に関する研究」、そして「教育を対象とした自身の専門性をいかした研究」という2つの研究を行っているところに特色があります。「教育を対象とした自身の専門性をいかした研究」は、教育学部に様々な専門性を有する研究者が集まっているという特徴を踏まえて、教育(実践)研究プロジェクトを組んで研究を進めることも可能です。学校や教育諸機関はもちろん、企業、地方公共団体、地域の皆さまにおかれましては、ぜひ、山口大学教育学部に対しまして、教育や教員の専門性を対象とした、あるいは『ちゃぶ台方式』を対象とした共同研究、受託研究のお声かけをいただければ幸いです。

 

【受験生の皆さんへ】

本州の一番西にある小さな街(山口)に教育学部はあります。地域の皆さんはとてもやさしく、既にあるもので楽しむのではなく、自分で楽しみをつくっていける人には、おススメの街です。こんな山口の地で、「ちゃぶ台プログラム」などを通して地域の学校や児童生徒さんと関わりながら、我々と一緒に学んでみませんか? 都会に遊びに行ったり、都会に「都会の教育」を学びに行ったり、時には、国際理解のために海外留学を目指したりしながら、基本は、山口の地を拠点にして学ぶ。そんな大学生活を送ってみませんか? 皆さんとお会いでき、一緒に学べることを楽しみにしています。

 

【企業・教育諸機関等の皆さんへ】

ご存じのとおり、教育学部は「ミニ総合大学」と言われるほど様々な専門性をもった教員が教育・研究を展開しています。教育を対象とした研究であれば、このような教員がプロジェクトで対応できます。また、学校教育だけでなく、企業内教育や生涯学習も対象にすることも可能です。ぜひ、少しでも教育に関わりそうな研究対象がございましたら、教育学部に、共同研究や受託研究等のお声かけをお願いできれば幸いです。

図:教育学部・教育学研究科の学びと支援

〒753-8513 山口市吉田1677-1 TEL/FAX:083-933-5300/5304(教育学部・代表)
Email: www-ed@yamaguchi-u.ac.jp
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